チューリング賞でだいたいわかるコンピュータ史 vol.7

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こんにちは。林田です。今月もチューリング賞の受賞者を紹介します。
今回は、フランシス・E・アレン、アレン・ニューウェル&ハーバート・サイモン、ジョン・バッカスを紹介していきます。

前回までの記事はこちら→ vol.1 / vol.2 / vol.3 / vol.4 / vol.5 / vol.6

フランシス・E・アレン(2006年受賞)

フランシス・E・アレンはコンパイラ最適化技術を体系化した研究者であり、ハイパフォーマンスコンピューティングに大きく貢献しました。
コンパイラを通常のプログラミング時に意識することは少ないかもしれません。しかし、コンパイラの発展は言語の発展の主要な一潮流であり、深掘りしてみると発見も多いのではないでしょうか。

 

アレン・ニューウェル&ハーバート・サイモン(1975年受賞)

アレン・ニューウェルとハーバート・サイモンは認知心理学の観点から人工知能を研究し、大きな成果を残しました。またサイモンは、ノーベル経済学賞を受賞するなど、その功績は他分野で評価されています。彼らの活躍は、計算機科学が独立した分野ではなく領域横断的な学問であることを印象的に示しており、エンジニアもたまには隣接分野を学んでみることもたのしいのではないかと思います。

 

ジョン・バッカス(1977年受賞)

最後は言わずと知れたジョン・バッカスです。
FORTRANの設計者として著名ですが、ALGOL60、FPなど後続の多様な言語に関わっています。また、スライドには記載していませんが、言語仕様を記述するメタ言語であるバッカス・ナウア記法を考案しています。
そしてバッカスの「めんどうくさいから高級言語を作った」という言は、エンジニアの美徳の古い例として、強く共感できるのでないでしょうか。

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